人生は自分でデザインしていくもの

どうも、M子です♪
今回は”こっぺぱん”冬休みの課題図書ならぬ課題映画として“ずっと独身でいるつもり”を鑑賞し、メンバー4人それぞれがレビューを書くことになりましたー!新しい試みにワクワクしながら観始めました。

全体を通して感じたのは、主人公はずいぶんと“こうしなきゃ!”に縛られている人だなと。加えて他人に自分の意見を言えず、飲み込んでしまうタイプの主人公にあまり感情移入できませんでした。私自身、思ったことはすぐ口にしてしまう方で、考えがあれば仕事であってもプライベートであってもなるべくその場で伝えるようにしています。これによって過去には良いことも、時には揉め事になったことも双方ありましたが、結果的に思ったことや考えたことはなるべく言語化して周りに発信する事の大切さを日々感じており、そのスタンスは今後も変わらないと思います。

主人公が婚約者のご両親と顔合わせで“仕事は辞めるのよね?”と言われたシーンがありましたが、私だったら“子育ての間はしばらくお休みをすると思いますが、今と同じ仕事に拘らず生涯なんらかの仕事を続けていきたいと考えています。”と伝えると思います。それを伝えることに躊躇する人の気持ちが分かりませんでした。
彼に対してもそうです。考え方に違うところがあれば、まずは自分の考え方を理由と共に伝えてみて欲しかったなと思いました。それでも考え方がすり合わない人であれば仕方がないので、一緒に生きていくのは難しいかもですね。
伝えないまま、“あんなこと言われて許せない”、とか“自分が受け入れられていない”、“自分の生き方を否定されているようだ”、と感情的に捉えてその人から離れてしまうのは、とてももったいないな~と思ってしまいました。
違う人間同士、言語化して伝えない限り伝わることはないと思うので、一度で伝わらなければ何度も伝えればいいし、もしわかってもらえなかったらどこが納得できないのか?聞きたいですよね。それが人づきあいの面白いところなのかなと思います。と言うのは簡単ですが、実際にやるとなると難しいんですけどね。。。

登場人物の中で一部共感する部分があったとすれば、結婚すると思って付き合っていた彼に突然振られて傷心ながらも、婚活をしている方です。この先ずっと1人かも。。という不安な気持ちを主人公の著書によって支えられていたんですね。不安になる事って駄目な事なのでしょうか?ネガティブなことなのでしょうか?人生って不安はつきものだし、どんなフェーズだとしても尽きないと思うのでそれが自然な姿かなって。自分自身も不安な気持ちが沸き上がる事はありますが、今後も定期的に不安や悩みが湧き上がることを想定しながら、その気持ちとうまく折り合いをつけて生きていくことが人生の醍醐味だ!と考えるようになってから大分生きやすくなった気がします。彼女は不安を抱えて悩みながらも“行動”ができている点でとても良いと思いましたが、SNSに感情を書き込むの部分は共感できませんでした。SNSを使う事で人を傷つけないような方法でストレス発散が出来るならいいのですが、少なくとも大人になってから使うとなれば内容を良く考えて発信してほしいですねー。

パパ活女子にいたっては、今回の方は後先考えないタイプの若い子だったのかもしれませんが、そういう方の場合痛い目に遭って学んでいくしかないのかもしれないですね~。パパ活で荒稼ぎをしたお金を後先考えずに使ってしまう子もいれば、将来を考えて貯金している子もいるかもしれませんね。夢に向かってお金を貯めているのかも。女子側だけを一概に批判できないと思います。私はむしろ、パパ活のパパ側にフォーカスした映画があれば観てみたいなと思いました。そういう男性がいる事はスルーされて、“パパ活女子”ばかりクローズアップされることに違和感を覚えました。これは日本特有の文化なのでしょうか。女性の貧困や、男性のダイバーシティ観念など複合的な問題で“パパ活女子”が生まれているはず。

最終的にはやはり、誰かに押し付けられたり、フレームの決まった人生をテンプレ通り生きる時代は終わりを迎え、お手本やモデルはいない世界で自分自身で主体的に人生をデザインしていくのが大事だよねと思います。それが本人にとっても周りにとっても一番幸せなことなのではないでしょうか。
この映画は観た人に何を伝えたいのか、少しメッセージ性が弱い気がしました。
以上です