「行けたら行く」はダメ、ぜったい!

「行けたら行く」って今まで何回言ったことがありますか??

わたしはこれまでに百万回ほど言ってきました。もちろん、ほぼほぼ行けないという意味で。
みなさんはどんな意味で使っていましたか?

先日、同僚が、お友達のお誘いに「行けたら行くね」と言って、本当に行かなかったところ、物凄く怒られてしまったそうです。そのお友達が言うには、「行けたら行くって言ってたから、お店も予約して待っていたのに、連絡もないなんてありえない!(ぷんぷん)」とのこと。
最初にその話を聞いた時は、そのお友達ちょっと面倒な子だな〜くらいに思ってしまいましたが、今思い返してみると、わたしがまだ若い頃には、まだその裏の意味などわからなかったし、行けたら行くねと言われたら、少しは期待してしまっていました。それに「行けたら行くね」って日本語だけ見たら、肯定的ではないですか。

よくよく考えてみると、「行けたら行くね」って相手に対してものすごく失礼な返答なのでは?と思えてきました。だっていったいぜったいそれは何%行けるのよ?

そこで、「行けたら行くね」の本当の、裏の?意味パターンを考えてみました。
1「本当に行けない。」という意味合い。
➡︎本当に行けないのに、相手に期待を持たせてしまうその曖昧な断り方は、むしろ保身でしかない気がします。誠心誠意しっかり断りましょう。断ることは悪いことではないし、相手の時間も尊重しましょう。
しかしこんなケースのときは、どうでしょう。
➡︎大人数で予定を決める時、自分のせいで候補日が消えてしまうとき、リスケとかなかなか決まりそうにない、そのくらいならみんなだけでも開催してほしい となった時は、行けたら行くと伝えた方が事は収まるときもあるような気がします。

2「予定は全然ないけれど、ほかにいい誘いがあるかもしれない」という意味合い。
例)金曜夜、最初に誘われた合コン相手が微妙だと、もっと良い合コン相手から声がかかるかもしれない!20代の貴重な金曜の夜!!みたいなとき。つまり最低なやつ。相手の気持ちを考えなさい!笑
➡︎そういう損得感情で決めるのバチがあたりそうです。先約を優先し、運命に従いましょう。

3「前の予定が早く終わるかもしれない。その予定がなくなるかもしれない。」
➡︎そのような場合は、いつまでに・どのくらいの確立で等細かく丁寧に伝えましょう。

最近この歳になって思うことは、相手の時間や気持ちを大切に(尊重)すると、自分のそれも大切に(尊重)してもらえるということ。身近な例で言えば、Aさんは絶対遅刻しないから遅刻しないようにしよう、Bさんはいつも遅刻するからちょっと遅れてもいいや。って自分が思うのと同じで、相手も同じような温度で接するんだということ。

「行けたら行くね」は、私の中ではもう禁句です。誘ってくれた相手の方の気持ちを考えて曖昧でない返事を心がけします!もし言われたとしても、最悪のケースを想定しておくこと。これぞ36歳で学んだ末の処世術。みなさんも使う時はお気をつけて!