私たちが高校生の頃から始まった漫画「NANA」。
同じ名前をもつ、タイプの違う2人の20歳女性が同じ日、同じ時間に上京するところからスタートし、2人を中心にその周りの人物の恋愛、夢・仕事、信頼関係、家族の問題などを描写しているヒューマンドラマだ。
2008年からスタートし、2009年から2022年の現在までは休載している。つまり、物語が完結されないままの状態。
原因は作者の矢沢あいさんが療養中だからとのことなので致し方がないのだか、高校生のころから何度も読み返し続けている大好きな漫画なだけにどうしても続きが気になるし、完結してほしい気持ちでいっぱいだ。
この気持ちを埋めるために、私は最近Netflixでアニメ版「NANA」を見ている。
この漫画(アニメ)、自分の年齢が上がるにつれて登場人物に共感してしまって、より深く入り込んでしまう。特にネガティブな感情=悲しみ、苦しみ、痛み の描写が絶妙。36年間の経験があるからこそ登場人物の感情が痛いほどわかる。
昔から、日常生活の中で色々な感情を抱いて感じることが好きな私からすると、自分のことではないのに、人間の感じる喜びや痛みを感じることができることは願ったり叶ったり。
だって、もう自分ではあんまり悲しい出来事や辛い悩みは持ちたくないし、楽しい刺激は欲しいけど、できるだけ平穏な毎日を過ごしたいから 笑
だから「NANA」を読むことで、擬似的に切なさを感じることは私にとって最高の娯楽といっても過言ではない。
そう思うと、今既に持っている単行本や、アニメを読み返すだけでも充分なのかもしれない。
けどやはり、新しい感情を抱きたい。
だから続きが読みたい!!(切実)
ちなみに私が一番に好きな男性キャラは、タクミ。
自己中で仕事中心すきるけど、感情表現が下手くそな不器用さんで、責任感があって、惹かれてしまう。
ノブが最高にいいやつで、愛情深くて、誰よりも大事にしてくれることはわかっているのに(誰)
また、ナナと奈々の(タクミも)姿を見れる日が訪れますように。