レビュー、口コミ、評判、、世の中には様々な情報が溢れている。「どんなときにレビューを読むか?」そんな話題から今月のテーマが決定。私なりのレビューの取り扱い方について整理してみようと思う。
■飲食店
レビューがあふれる代表的なジャンルである飲食店。わたしはレビューを確認する/しないどちらのパターンもある。
「確認する」パターンは、事前にお店を選ぶ時。友達と会うときや仕事の会食など、事前に予約をしようとして飲食店を選ぶ場合はやはり確認する。特に幹事的な役割になっている場合はマストだ。スムーズに会を実施したいという目的のもと、雰囲気が合うか・メニューが合うか・場所はわかりやすいか、味はどうか…。このパターンの場合、美味しいに越したことは無いが、どちらかというと”会場としてふさわしいかどうか”をレビューで判断していることが多い気がする。
「確認しない」パターンは、パートナーや親しい友人と行き当たりばったりで食事をする時。人によっては入店前にかならず調べる方もいると思うが、この場合はわたしはむしろ調べたくない。美味しいものを食べるのはもちろん好きなのだけれど、 この場合は『何を食べるかより、誰と食べるか』が私にとっては重要なので、はじめて入るお店に「えいやっ」と直感で決めて入るのが好きだ。思わぬ出会いで美味しいものにありつける場合もあるし、「イマイチだったね」と後で笑い話になることもあるが、どちらにしても楽しい時間が過ごせる。
この感覚が合う人ばかりでは無いことは理解しているのだが、入ってみようとなったときに「ちょっと待って、点数悪いかも…」とか言われると、正直興ざめしてしまうことがある。
■映画
これもまたレビューがあふれるジャンルだが、わたしは映画のレビューは見ない事が多い。観る前はレビューや★などの評価ではなく予告編やあらすじで選ぶし、観た後にもあまりレビューは見ない。自分が感じた内容がまずは全てだと思っているため、他人がどう感じたか、特に見ず知らずで人となりもわからない方のレビューに興味があまりない。だから映画はそもそもひとりで観ることの方が多い。
ただし、作品によっては観た後にレビューを読むこともある。例えば映画の内容が難解で自分の理解が追いつかなかった時や、伏線の未回収にモヤモヤした時(自分が気づかなかっただけかも?を解消したい)、明らかに人によって捉え方が違うだろうと感じた時、全く違う文化圏の映画で根本的な理解が足りていないと感じた時などはレビューを見たりする。
■ECサイト
ECサイトで何かを買う時の多くは、レビューを確認する。特に中国製のアイテムをアマゾンで買う時は要注意だと思っている。明らかにおかしな日本語で商品を褒め称えるレビューが溢れているものは買う気が失せるし、同じような商品・同じような値段でも、レビューを見ると良い内容が多い商品があったり良くない内容が多い商品があったりすれば、良い内容の方を購入する。
あとは、自分の使い方と似ているだろうと想像できる人のレビューを探して、主にそのレビューを参考情報とすることが多い。
■病院
はじめて病院に行く時、同じ専門科で候補が複数ある時など病院のレビューは確認する。でも患者の方のレビューはあまり気にしないようにしている。レビューあるあるかもしれないが、「期待より悪かった時」ほど、レビューを書きたくなるのが人間の心理だということがわかってきたからだ。だからわたしは、患者側のレビューよりもそのレビューに対する病院側の返信コメントがあればそれを確認する。よくなかったというレビューに対して真摯にコメントを返しているとか、真摯なコメントとまでいかなくても一定のご挨拶程度でもコメントを返していれば、そんなに悪くないんじゃないかと考えている。たまに良いコメントにしか返信していない病院は、逆になんだか怖いと思ってしまう笑。
実際あまり良いことが書いていない病院に行って、ひどい扱いをされたことなんて皆無だし、悪いレビューをかいている人がそもそも態度がおかしいのでは?と実は思っていたりもする。
いくつか書き出してみたが、この話題をこっぺぱんメンバーで話している時に、私はレビューをあまり見ていないと言っていたが、ジャンルを広げると結構レビュー見ているなぁと気付かされた。
いずれにしても結局は「レビューはどこの誰とも知らない人のイチ意見でしかない」というのが私個人の考え方なので、あくまで補足情報という位置付け。とは言え間違いなく参考にしてはいるので、いろいろなことに対してレビューを残してくれる人たちに感謝したい。