テレビを手放して変わったこと

昨年引っ越しをしたタイミングで、部屋に置いていたテレビを手放した。

理由は2つ。
ひとつは、部屋の無音が嫌でテレビを点けているとついつい画面を眺めて動きが止まってしまう自分に嫌気が差したから。特に欲しくもない情報だし眺めている時間が無駄だと思うのに、テレビを点けてしまうことをなかなか止められなかった。
もうひとつは、置く場所がもったいないので新しい部屋には置きたくなかったから。

結果としてテレビをなくすと、ダラダラとテレビを眺めるという“虚無”の時間を過ごすことがなくなった。そしてテレビ台が要らないし、四角くて大きい物体がないのはとてもスッキリした。どちらの理由でも、QOLが上がったと思う。

代わりに今は、ラジオをよく聴いている。ラジオはまず音だけなので、作業の邪魔にならない。
音楽を聴くのもいいけれど、私は好きな曲がかかると聴き入ったり口ずさんだり踊ったりしてしまうので、仕事中や何か作業をしている時は適さない。
それに対してラジオは、耳心地の良いパーソナリティーの方の話し声やニュース、自分では選曲しない音楽が流れているのでとてもちょうどよいのだ。日中はもっぱらJ-WAVEが流れっぱなしになっているし、気に入ったポッドキャストの番組が更新されればそれを聴いたり。

とは言え、動画コンテンツを全く観ていないわけではない。
テレビをなくした代わりにプロジェクターを導入し、YoutubeやNetflixを視聴している。遮光カーテンが嫌いなので、昼間はプロジェクターは使用不可だけど、仕事用のモニターがあるし、スマホで観ることもできるので特に不便はない。

同じように、テレビを置かない人/観ない人が増えているらしいし、音声メディアが人気らしい。
何かと情報過多な世界で生きていれば、その流れは必然なのかもと思う今日このごろ。


自分の心地よい生活のために何が必要で何が不要なのか、チューニングしながら生きていきたい。